AGAの原因 と喫煙
ここでは、タバコ(喫煙)とAGAの関係についてご説明したいと思います。そもそも健康に良くないと言われることが多い喫煙の習慣ですが、AGAについても原因となりえます。
タバコの有害物質①:ニコチン
タバコの中に含まれる成分で、有名なのがニコチンです。タバコの煙から体内に取り込まれ、血液によって急速に全身へ広がります。ニコチンの作用は、毛細血管を収縮させて血圧が上昇するほどの強い血管収縮です。喫煙経験のある方は、喫煙した際に目の前がクラクラするようなめまいを起こしたことはありませんか?これは血管が収縮したことで、脳に酸素が行き届いていない身体からのサインです。
タバコの有害物質②:一酸化炭素
一酸化炭素は体内に取り込まれると、血中のヘモグロビンと結びついて体内に広がります。ヘモグロビンは、酸素と結びついて全身に酸素を運ぶ役割がありますが、一酸化炭素と結びついてしまうと、酸素が運べなくなってしまいます。しかも一酸化炭素は、酸素の200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質をもっているのです。このように一酸化炭素がヘモグロビンと結びついてしまうことで酸素が運搬できず、酸素不足になってしまう状態が一酸化炭素中毒です。
喫煙によりタバコに含まれるニコチンと一酸化炭素の作用によって血管が収縮し、全身に酸素が届きにくくなります。すると、当然ながら髪の毛の成長と脱毛をコントロールしている「毛乳頭細胞」にも、酸素が届きにくくなってしまいます。
毛乳頭細胞が酸素を受け取れなくなってしまうと、髪の毛の細胞となる毛母細胞に、細胞分裂やそれを促すシグナルが出せなくなってしまい、毛髪は正常な成長が困難になってしまいます。結果として髪の毛は細くなり、抜け毛が増え、AGA(男性型脱毛症)の症状が進行してしまいます。
お悩みは何でもご相談ください
このように、喫煙とAGA症状には関係があります。特にご自身でAGAを自覚されている方は、喫煙の習慣がその進行に拍車をかけている可能性があります。とはいっても、簡単に禁煙することもままならず、悩まれている患者様も多いことでしょう。
まずは、一度当クリニックまでご相談に来ませんか?患者様の健康状態を問診し、原因や治療のお話をさせていただきます。待ち時間はほとんどなく、スタッフも全員男性で安心です。一緒にAGAの治療に向けて、頑張っていきましょう!