未承認のED治療薬であるインド・ファイザー社のタダリフト(Tadalift)について解説

薬を処方する医師

タダリフト(Tadalift)はインドのファイザー社が製造・販売を行っているED治療薬です。有効成分はシアリスと同様のタダラフィルで、いわゆるシアリスのジェネリック医薬品です。製造元がインド・ファイザー社であることから、全面的に信頼が置けそうな気もしますが、日本国内では未承認の非正規ジェネリック薬となっています。今回はタダリフト(Tadalift)の詳細と、インドでジェネリック医薬品の製造が多く行われている理由などについて詳しくご紹介します。

タダリフト(Tadalift)の詳細について

タダリフト(Tadalift)はインドのファイザー社がインド国内のみで製造・販売を行っているED治療薬で、
有効成分をタダラフィルとするシアリスのジェネリック医薬品となります。日本では未承認であり、医師から処方されることはありません。そのため、インターネットなどで流通しているタダリフト(Tadalift)は、全て未承認の非正規EDジェネリック薬ということになります。

コンテンツイメージ

製造元はインド・ファイザー社Pfizer India

ファイザー社は世界的な製薬会社で、世界初のED治療薬であるバイアグラを製造・販売しています。インドでタダリフト(Tadalift)を製造・販売しているのはインドのファイザー社で、本社はムンバイに置かれています。そのため、アメリカ本国のファイザー社がタダリフトの製造をしているわけではないことに注意してください。インドで上場しており、「Pfizer India」という名前となります。

タダリフト(Tadalift)の詳細一覧

製薬会社ファイザー社(Pfizer India)
有効成分タダラフィル
生産国インド
国内承認の有無国内では未承認

インドでジェネリックED治療薬の製造・販売が多い理由

このサイトでも何度かご紹介していますが、インドは製薬会社が非常に多く、様々なジェネリック医薬品(後発医薬品)がインドで製造されています。ED治療薬・AGA治療薬・HIV治療薬と、ED以外のジェネリック医薬品も多く製造されており、とにかく「ジェネリック医薬品」の製造が多いのです。このようにインド国内で各種ジェネリック医薬品が盛んに製造されているのには、理由があります。それは、インドの独自の特許法である「1970年特許法」という法律にまつわるものです。

インドの「1970年特許法」

「1970年特許法」とは、医薬品の成分に対して定められている「物質特許」を認めずに、「製法特許」を認める法律です。ここでいう特許物質とは、シアリスにおける「タダラフィル」であり、バイアグラでいう「シルデナフィル」のことです。簡単に言い換えますと、この法律によって、インド国内に拠点を置く製薬会社であれば、欧米先進国の製薬会社が開発して物質特許を持っている治療薬の有効成分であっても、 その会社ごとの独自の製造方法で製造すれば(製法特許)、物質特許に関する特許使用料を支払うことなく、インド国内で正式なジェネリック医薬品として製造・販売が認められることになりました。

インドはジェネリック薬の世界的一大拠点に

1970年特許法により、インドはジェネリック医薬品の一大拠点となりました。一般的な感覚で考えればあまりに強引な法律と言わざるを得ません。実際にオリジナルのED治療薬を開発している製薬会社から、インドの製薬会社に向けて特許にまつわる訴訟なども起こされています。この特許法成立後、インドで製造されたジェネリックED薬がインターネットを通じて世界中に広まりました。特許に関する正当な費用を支払うことなく製造されるジェネリック薬は、正規品のジェネリック薬と比較して安価であり、未承認であるが故に医師の処方も不要なことから、現在では非常に多く流通しています。

しかし、その後2005年に「1970年特許法」は改正されました。「物質特許」を認めることとなり、これまでのように、特許が有効な新薬に対して、ジェネリック医薬品を独自の製造方法で自由に製造することはできなくなりました。

タダリフト(Tadalift)を服用することのリスク

日本でジェネリックのED治療薬として厚生労働省に承認されるためには、臨床試験などを通して安全を証明する必要があります。しかし前述の通り、そもそも特許に関する法律の緩さなどを狙って海外で製造されているタダリフト(Tadalift)などのような薬には、安全性に関する詳細なデータなどが存在しません。

また、日本では承認されたED治療薬であれば、医師の処方によって購入することが出来ます。逆に言えば、副作用などの健康へのリスクがあるため、必ず医師の処方が必要なのです。しかし、タダリフト(Tadalift)のような海外製の未承認ジェネリックED治療薬は、医師から処方されることもありません。そのため、主にインターネット通販などを通じて購入することになります。この場合、何があっても自己責任となります。

このような医師の処方もない海外製のED治療薬を服用することは大変危険です。ネットで購入する海外製の非正規ED治療薬には多くのリスクがあり、仮に健康被害に会っても日本の救済制度を受けることが出来ません。大手製薬会社4社が共同で行った調査によると、インターネットで流通しているED治療薬のうち、その55%以上が偽物の偽造薬であったという報告があります。これは、効果が無いだけならまだマシで、中には重篤な副作用の危険があるような薬も多く存在します。

タダリフト(Tadalift)も、インド・ファイザー社が製造しているものの、どのような経路で流通しているかも不透明で、価格の安さのみを基準に判断することは非常に危険なのです。

コンテンツイメージ

タダリフト(Tadalift)を入手するには

国内で承認されていない非正規のED治療薬であるタダリフトは、医師の処方によって購入することは不可能です。そもそも日本の医療機関で取り扱っているところはありません。そのため、主な流通経路はインターネット通販や個人輸入などになりますが、正規の医療機関ではないため、当然ながら全ての健康被害や副作用は自己責任となります。

2020年に、日本でもシアリスのジェネリック医薬品の製造・販売が解禁されました。これは、正規の特許の期限が切れたため、ようやく製造可能になったシアリスジェネリックであり、もちろん厚生労働省による承認済みの正規品です。これまでのように、「市場にシアリスのジェネリック医薬品は未承認薬のみ」という状況ではなくなりましたので、リスクを冒してまで危険な海外製の未承認ジェネリック薬を利用する意味は薄れています。

シアリスとタダリフト(Tadalift)の比較

薬名シアリスタダリフト(Tadalift)
主成分タダラフィルタダラフィル
生産国日本インド
国内承認承認済み未承認
効果勃起状態のサポート勃起状態のサポート

未承認薬では国の救済制度を受けることが出来ない?

国内で承認済みの治療薬を服用して、万が一健康被害にあっても、国による救済制度を受けることが出来ます。「医薬品副作用被害救済制度」と呼ばれる制度で、治療費や仕事が出来なかった期間の補償を受けることができるため、安心して薬を服用することが出来るのです。

タダリフト(Tadalift)のような未承認のED治療薬は安全性に関するデータが不足しており、承認されることはありません。そのため、安易に利用すると予想もしていないような健康被害にあうリスクもあります。そんな場合でも自己責任となってしまいます。実際に海外製の未承認EDジェネリック薬を服用して起こった医療事故は、後を絶ちません。生命に関わるような深刻な被害も多数起こっていますので、絶対に服用してはいけません。

タダリフト(Tadalift)は未承認の非正規ジェネリック薬です!安全な正規品のシアリスジェネリックを利用しましょう

以上、インド・ファイザー社の製造・販売する未承認シアリスジェネリックであるタダリフト(Tadalift)についてのご紹介でした。ED治療薬に限らずインドのジェネリック医薬品をめぐる環境は雑然としていて、安易な気持ちで利用することは本当に危険です。もともとシアリスは、それまでのED治療薬の短所を補完する形で開発された治療薬ですので、目立った短所もなく非常に使いやすいED治療薬です。当然ながらジェネリック薬の需要も高かったのですが、欧米先進国がジェネリックの解禁に踏み切れない特許切れまでの期間中、その隙間を埋めるような形で海外製の未承認シアリスジェネリックが広まってしまいました。

しかしようやく日本でも承認済みの国内製造・正規品のシアリスジェネリックが解禁となり、現在では危険な海外製のシアリスジェネリックを購入する意味は薄れてきています。安全で低価格なED治療薬をお求めの場合は、ぜひトータル駅前クリニックへご来院ください。当クリニックは診察料が無料で、かかる費用はお薬代のみです。シアリスもシアリスジェネリックもどちらも処方可能で、オンライン診療にも対応しております。EDの症状にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。