M字ハゲの対策方法について

薬を処方している医師

今回はM字ハゲについてご説明します。言葉の通りの薄毛の症状のことで、生え際の左右から毛髪が抜けていき、ちょうどアルファベットのMのような形で薄毛が進行することです。男性型脱毛症であるAGAにはいくつかの種類があります。M字ハゲについても、その種類の中の一つです。では詳しく見ていきましょう。

M字ハゲの原因について

M字ハゲは、主にAGAが原因である場合と、牽引性脱毛症と呼ばれる症状が原因である場合の2つがあげられます。「牽引性脱毛症」とは、髪の毛を引っ張り続けるような状態が続くことで頭皮に負担がかかり、髪が細くなったり薄くなったりする脱毛症のことです。被り物をする必要のある職業や、長い髪を後ろで結んでいる場合などに該当します。

AGAについては、男性型脱毛症と呼ばれる症状で、遺伝や男性ホルモンが影響します。日常生活のストレスなどや生活習慣の乱れなども要因となりますが、基本的にご自身の努力のみで改善することは難しい病気です。専門の医療機関を受診して、AGA用の治療薬を投薬する治療方法がとられることがほとんどです。

日常的な髪への負担が特にない場合は、M字ハゲの原因はAGAである場合が有力です。この場合、なるべく薄毛の初期段階で治療を開始することが、より多くの毛髪を維持するために重要です。

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M字ハゲの進行について

原因がAGAである場合、毛髪が薄くなっていくケースごとにいくつかのパターンに分類されます。これは、「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれる分類方法で、Ⅰ型からⅦ型で分類されます。M字ハゲのパターンでは、前頭部の生え際の主に左右から後退していきます。次いで、頭頂部も薄くなっていくことが多く、最終的には側頭部と後頭部の毛髪以外はほとんど残らない状態まで進行します。

M字ハゲではなく、もともと生え際の左右がすこし後ろに下がっている方もいらっしゃいます。この場合、M字ハゲかそうでないかの判断は、まず「以前と比較してどうなのか」という点です。以前は気にならなかったのに、最近になってM字ハゲを意識し始めたと言う場合は、AGAによる薄毛の可能性があります。

M字ハゲかどうかの基準についての確認方法としては、以下のような確認方法があります。まず、左右どちらでも構いませんので、耳の上部から頭頂部に向かって線を引き、後退してきた左右どちらかの生え際の最も後ろの位置との距離を測定しましょう。その距離が、「2cm以内」の範囲に入ってくると、AGAとして分類されます。そのため、この基準に適合する場合には、M字ハゲであると言えることになります。

元々の髪の生え方や、現在のヘアスタイルなどによって見え方が変わる可能性もあります。個人差のあることですので、あくまで一つの目安として参考にしてください。

M字ハゲの改善について

まず「牽引性脱毛症」が原因である場合は、AGAではありませんので、髪型を変えたり、後ろへ引っ張る力の弱いヘアバンドなどに変えるなどして対策するようにしましょう。AGAが原因である場合は、基本的に専門の医療機関を受診してAGA治療薬を処方してもらうことで投薬治療を行います。AGA治療薬にはいくつかの種類があり、その働きごとに「薄毛の進行を防いで進行を遅延させるもの」と、「新しい毛髪の発毛と成長を促進するもの」が存在します。

これらの治療薬を働きごとに併用して改善を目指ことになります。AGA治療薬の効果は高く、服用を始めた患者様のうち、9割以上の患者様が改善の効果が感じられたという報告もあります。

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M字ハゲはAGAの可能性!早期治療開始が重要です

以上、M字ハゲについてご説明させていただきました。特徴的なネーミングであるため、特殊な症状かと言うとそうではなく、いくつかのAGA症状のパターンの1つであると言えます。そしてAGAについては、なるべく早めに治療を開始することがより多くの毛髪を維持するために重要で、全てのパターンに共通して言えることです。

当クリニックでは、専門の医師が診療を行い、患者様に最適なAGA治療薬をご提案させていただきます。この際診療費は無料で、ご負担は「お薬代のみ」となります。ご不明な点や、不安ごとの相談をしっかりとしていただき、安心安全な正規AGA治療薬での治療で、若々しい毛髪を取り戻しましょう。