バイアグラなどのED治療薬にも使用期限があります。一般的に持病などで服用している薬は、毎日決まった時間に消費するため、あまり期限について意識することは無いかもしれません。

しかし、バイアグラなどのED治療薬は服用のタイミングが限られるため、いつの間にか期限が切れていたということもあるかもしれません。今回は、バイアグラの使用期限と保存方法などについてご紹介します。

バイアグラの使用期限はどこで確認する？

まずはバイアグラの使用期限の確認の方法についてご紹介します。バイアグラの使用期限は、処方されたバイアグラのシートの上部を見ていただくと確認できます。バイアグラのシートの上部には、「EXP22.10」のような刻印がされており、この数字を見ていただくことで使用期限が分かるのです。

このEXPとは「Expire」の略で、期限切れという意味になります。日本語の賞味期限などの印字に慣れていると、あまり馴染みが無いかもしれませんが、「EXP22.10」の刻印であれば、使用期限が2022年の10月までということになります。

ただこの確認方法ですと、シート上部が切り離されている場合には確認出来ないことがあります。確実なのは、処方された際に説明された使用期限を、薬の封筒に記入しておくなどの方法です。個別に使用期限の説明がなされない場合は、しっかりと確認しておくようにしましょう。

別の保管容器に移し替えている場合

もしバイアグラをシートから取り出して別の保管容器に移し替えている場合は、シートに刻印された使用期限が分からなくなってしまっているかもしれません。基本的に元のシートから取り出してしまうと、その過程で薬の劣化が早まってしまいます。

移し替える場合は、確実に薬が密閉できる容器を選びましょう。そして、容器に使用期限を記入するなどして、あとから確認できるようにしておきましょう。

分割して服用している場合

バイアグラには25mgと50mgの2種類があり、患者様の状態やご希望によって医師が処方することになります。この際、処方されたバイアグラの量が自分の効き目に対して多いと感じた場合、バイアグラを分割して量を調整される方がいらっしゃいます。

シートから取り出して分割してしまうと、残った方のバイアグラは劣化が早まります。また錠剤の外側はコーテイングがされていますが、内側が露出することで、劣化に拍車がかかります。

そもそもバイアグラは分割することを想定されて製造されているわけではありません。ご自分の体に対して効き目が強すぎるなどした場合は、その旨を担当の医師に伝え、容量の変更などを検討してもらいましょう。服用して体に違和感を感じた場合、そもそも何か別の持病との禁忌に触れている可能性もあります。不安に感じることがあれば、すぐに相談するようにしましょう。

バイアグラの保存方法について

まず前提としてバイアグラ保管する際は、シートから取り出すことはなるべくやめましょう。薬がシートに密閉されて処方されるのには意味があり、取り出してしまうと劣化が早まってしまいます。また直射日光と高温･多湿をさけ、室温で保存するようにしましょう。

まれに冷蔵庫に入れておく方がいらっしゃいますが、そこまでする必要はありません。また、お子様などが間違えて服用することが無いように、保存する位置にも注意してください。

使用期限の切れた場合はどうするの？

バイアグラやED治療薬に限らず、使用期限を過ぎた医薬品の使用は絶対にやめましょう。薬の劣化などにより、思ったような効果を得られないばかりか、何らかの健康被害が生じる可能性もあります。もったいなく感じることがあっても、廃棄するなどして処分してください。

通常処方されてすぐであれば、あまり使用期限について気にする必要はありません。しかし、年単位で時間が経過している場合には中が必要です。医薬品の使用期限は、大体約3～5年に設定されていることが多いと思います。必ず期限を確認するようにしましょう。

バイアグラをの使用期限に注意して、安全に治療を継続しましょう

今回はバイアグラの使用期限の確認方法・保存方法について詳しく解説しました。バイアグラに限らず、ED治療薬を服用している場合は必ず使用期限を守るようにしましょう。期限が過ぎている場合、新しく処方してもらう費用を考えて、廃棄するのがもったいなく感じるかもしれません。

しかし、当クリニックでは、診療費は初診・再診ともに「無料」ですので、かかる費用はお薬代のみです。オンライン診療にも対応しておりますので、安心して最新のお薬を処方可能です。判断に迷ったり、容量に不安を感じたりした場合には、お気軽にお問い合わせください。