40代以降で発症するEDについてその原因と改善方法を解説

薬を用意するスタッフ

男性で40歳を過ぎてくると、だんだんとEDの症状を実感する方も増えてきます。単純に加齢による原因もあれば、生活習慣の乱れや持病の悪化によって引き起こされる器質性の原因も考えられます。若い方のEDと違って、より深刻な疾患へと発展する恐れなどもあり、早期に治療を開始する事が重要です。では40代以降のEDとその原因について詳しく見ていきましょう。

40代以降のEDとその原因について

40代以降のEDについては、身体機能の衰えや生活習慣病が要因の、器質性EDである場合が多くなります。特に食生活が乱れていて脂質の多い食事や多量のアルコール摂取が状態化していたり、喫煙習慣などがあったりすると動脈硬化や高血圧になってしまい、結果としてEDを引き起こす可能性が高まります。また仕事のストレスやプレッシャー、パートナーとの関係が冷めきってしまうことでのトラウマなど、年配であるがゆえの精神的な要因がEDを引き起こすこともあります。各EDの詳細については、次の項目でご紹介します。

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EDの種類について

EDの種類については、患者様一人一人に様々な事情があると思います。しかし、医学的に見ると、以下のように大きく3つの要因に分類できます。それぞれのEDにはそれぞれの要因がありますので、ご紹介したいと思います。

  • 心因性のED
  • 器質性のED
  • 心因性・器質性の混合ED
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心因性のED

精神的なストレスやプレッシャーなどが要因のEDのことです。仕事によるストレス・女性や性行為に対するトラウマ・妊活でのプレッシャーなど、が該当します。年齢的にも仕事での責任が増してくる頃だと思われますので、若い方のように根本原因を取り除くのは困難である場合も多いでしょう。不妊治療における性行為のプレッシャーでEDになってしまうお話もよく耳にします。急速な少子高齢化を受けて、近年不妊治療における一部ED治療薬の保険適用が、厚生労働省により承認されました。不妊治療に
臨まれているご夫婦の方は、ぜひ利用を検討してみてください。

器質性のED

器質的な要因とは、身体機能の衰えや生活習慣病による疾患などにより起こるED症状のことです。生活習慣が乱れ、不規則な生活や食事・喫煙の習慣・運動不足などが重なり、高血圧や動脈硬化などになってしまい、それを要因としてEDになる可能性が高まります。ED治療薬の投薬治療と並行して、根本的な生活習慣の改善にも取り組む必要があるでしょう。

心因性・器質性の混合ED

混合要因とは、心因性の要因と器質的な要因のどちらもが混合してEDが引き起こされた症状です。心と体は密接に関係しており、要因が絡み合っていることから改善が難しいEDとなります。特に、仕事やプライベートでのメンタル不調が体調にも影響を与えている方は、慎重に原因を特定しないと見誤ってしまこともあります。ご自身の取り組みだけでは解決は難しいため、早期に医療機関を受診してい医師に相談をするようにしましょう。

40代以降のEDを改善するには?

20代などの若い方は、精神的なトラウマなどが原因の心因性EDになりやすい傾向がありますが、40代以降の年配の男性は、根本的な体の不調が原因の器質性EDになる方が多くなります。年齢的な身体機能の衰えや、生活習慣の乱れによる生活習慣病などが主な原因となりやすく、長年の疲労の積み重ねで体のケアが必要になってきているということもあるでしょう。

生活習慣の改善

まずは何といっても生活習慣の改善が必要です。生活習慣病や何らかの疾患が進行している可能性もあるため、健康診断を受けたり、医療機関を受診するなどして原因の特定と改善指導を専門医に指導してもらいましょう。食生活の改善は最も重要な取り組みです。特に高脂質・高カロリーの食事を好んで摂っている方はこれを控え、野菜や青魚などを中心とした食事を多くとるように心がけましょう。亜鉛・ビタミン・DHA・EPAなどの成分を積極的に取り入れたいものです。牡蠣・野菜・青魚などに含まれますが、食事のみで摂取することが難しい場合は、サプリメントなどを利用することも一つの方法です。

喫煙についても、禁煙することをお勧めします。煙草に含まれる成分である「ニコチン」は、血管を収縮させて男性ホルモンへも影響を及ぼします。血流が悪くなると陰茎への血流が阻害され、ED症状を進行させてしまいます。男性ホルモンもED症状に影響しますので、喫煙を心掛け、難しい場合は禁煙外来なども利用してみましょう。

運動習慣は、無理をする必要はありません。普段の生活の中で、1駅分歩く運動を取り入れたり、ウォーキングをしたりすことから始めてみましょう。体を動かすと血流が良くなり、ED改善に有効です。体操やストレッチなども積極的に取り入れていきましょう。

ED治療薬の服用

生活習慣の改善は地道な取り組みですが、ED治療薬の服用は非常に効果を実感しやすい改善方法です。
服用するだけで、誰でも確実にその勃起力維持の効果を実感することが出来るでしょう。まず、ED治療薬は精力剤などと異なり、ドラッグストアなどでは市販されていません。医学的に明確な作用機序があり、「PDE-5」という勃起状態の解除をしてしまう酵素の働きを阻害することで、ED症状の改善につなげます。
このため医師の診療による処方が必ず必要で、承認されている正規のED治療薬以外は処方できません。
現在日本国内で厚生労働省から承認されているED治療薬は以下の3種類になります。それぞれのED治療薬には特徴があり、ご自身の体質やご希望の効き目に応じて処方してもらいましょう。

バイアグラ

  • 世界初のED治療薬
  • もっともマイルドな使用感
  • 歴史が長くジェネリック薬も多いため比較的安価

レビトラ

  • 水溶性の性質があり、即効性が高い
  • 使いやすく根強い人気がある
  • 効果は高いものの副作用が出やすい一面も

シアリス

  • 世界シェア1位の人気を誇る
  • 効果の持続時間が最大36時間と長い
  • 効き目がマイルドで副作用が出にくい

ED治療薬について

では、ED治療薬として現在日本で承認されている薬を、改めてご紹介します。れらのED治療薬はドラッグストアなどでは市販されておらず、医療機関や専門クリニックを受診して医師の処方を受ける必要があります。

バイアグラ

世界初のED治療薬として高い知名度を誇るバイアグラです。効き目はマイルドで、初めての方にも使いやすいでしょう。ただし、胃で消化されて腸で吸収されるため、食事の影響を受けやすい特徴がありますので、注意してください。登場からの歴史が長いため、多くのジェネリック薬が製造・販売されています。比較的価格も安く、経済的に利用できる点もメリットです。

レビトラ

レビトラは水溶性の性質を持つことから、即効性の高さが特徴です。ED治療薬の中では最短で、服用後約30分程度で効果が発現します。バイアグラと比較して食事の影響も受けづらくなっていますが、その即効性の高さと比例して若干副作用が出やすい治療薬ですので、その点は注意しましょう。現在オリジナルのレビトラは製造を中止しており、レビトラジェネリックが現実的な選択肢となります。

シアリス

最も新しいED治療薬で、これまでのED治療薬の短所を補完する形で開発されたため、目立った短所が無い優秀な治療薬です。最大で36時間効果が持続する「持続時間の長さ」が特徴で、服用のタイミングに寛容であることから初心者の方にもお勧めです。さらに食事の影響も受けづらく、副作用も少ないという点が人気で、現在では世界シェア1位のED治療薬となりました。2020年に待望のジェネリック医薬品が日本でも解禁され、経済的に利用できるようになっています。

海外製の未承認ED治療薬には注意が必要

これらの3種類のED治療薬は全て国内で承認されている正規品のED治療薬です。そのため、安心して服用することが出来ます。しかし、近年インターネット通販などで海外製の未承認ED治療薬が大量に流通しています。これらの海外製の未承認ED治療薬は、薬に関する規制の緩い国で製造されており、安全性に関するデータなども不明なため、どのような健康被害や副作用が生じるか分かりません。また、万が一服用して健康被害にあっても、国による救済制度を受けることが出来ません。

大手製薬会社4社が共同で行った調査によると、インターネット通販などで流通しているED治療薬のうち、約55%以上が偽物の偽造薬であることが判明しました。これらの偽造薬は効果が無いだけならまだマシで、服用すると重篤な副作用の危険もあります。安易な気持ちで利用すると、価格差以上の危険を伴いますので、絶対に服用しないようにしましょう。

40代のEDはその他の疾患にも注意

年齢を重ねてくると、様々な体の不調が生じてきます。糖尿病や動脈硬化、高血圧などは発症するとEDのリスクがおよそ2倍以上に増加すると言われています。このような症状は実感できるようになる頃には、すでに症状がかなり進行していることが多くあります。健康診断などの結果をもとに、気にある場合は医師や管理栄養士などの指導を受けるようにしましょう。ED自体は生命に関わるような病気ではありません。そのため放置しても改善が遅くなるだけで特別問題はありませんが、深刻な疾患を見逃してしまうと、将来の健康へのリスクが増大します。EDの改善だけでなく、ご自身の健康的な生活のためにも、早期の診療を心掛けるようにしましょう。

40代以降のEDは様々な要因に注意!早めの治療で早期改善を

以上、40代以降でのEDと原因や改善方法についてご紹介しました。年齢的にも体の不調や精神面での疲労が出てくる頃です。忙しさに流されて放置してしまいがちですが、そのままにすると将来のEDやその他の疾患のリスクが増大します。まずは定期的な健康診断や、医師の診療を受けるようにしましょう。

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