バイアグラの服用の仕方と注意点について

薬を処方する医師

バイアグラの服用の際に注意する点や、併用禁忌などについてご紹介したいと思います。バイアグラは基本的に安全な薬です。ですが、それはしっかりとルールを守って服用した場合のお話です。用法容量を守らずに服用すると、効果が落ちてしまったり、深刻な副作用が生じたりすることがあります。バイアグラに限らず、ED治療薬を服用す際は、必ず用法容量を守って服用しましょう。

バイアグラについてのまとめ

まずバイアグラにつての詳細を一覧でご紹介します。世界初のED治療薬として知名度はナンバーワンです。「シルデナフィルクエン酸」が有効成分で、作用時間・効き目ともにスタンダードなED治療薬で。後発医薬品であるジェネリック薬もあり、安価な費用で入手できます。2022年より、不妊治療への利用に限り、「保険適用」となりました。

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バイアグラまとめ


特徴 世界初のED治療薬として知名度は一番。EDの原因であるPDE-5という酵素の活性を阻害することでEDの改善に効果があります。有効成分 「シルデナフィルクエン酸」という物質がバイアグラの有効成分です。保険適用 2022年から、一部不妊治療に用いる場合のみ保険適用が可能になりました。(※当クリニックでは保険診療は行っておりません。)


価格 先発医薬品のオリジナルのバイアグラと、ジェネリック医薬品の2種類。ジェネリックの方が安価です。ジェネリック バイアグラには後発医薬品であるジェネリック医薬品が存在します。効果はほぼ同じでジェネリックの方が安価です。ODフィルム 一般的な錠剤のほかに、フィルムタイプのバイアグラもあります。携帯性に優れ、水なしで服用できます。偽物のバイアグラ バイアグラに限らず、ネット通販などのED治療薬はその半数が偽物の偽造薬という調査結果があります。危険なので服用はおすすめしません。


副作用と併用禁忌 生命に関わるような重篤な副作用はありません。併用禁忌としては、心臓の薬があげられます。間違うと危険な事故につながる可能性があります。副作用症状 血管拡張による体のほてりや、軽度の頭痛などが生じる場合があります。服用の仕方 1日の服用上限は1錠です。用法容量は必ず守りましょう。アルコール お酒と併用しても問題はありません。ただし適切な量を守りましょう。保管方法 直射日光と高温多湿を避け常温で保存してください。

バイアグラの服用の仕方

・服用のタイミング

バイアグラに限らずED治療薬には、服用から効果が現れるまでにタイムラグがあります。バイアグラの場合は、通常服用後約30分~1時間程度で効果が表れますので、その時間を計算して服用することになります。ですので、性行為を行う際には、おおよそ1時間前に服用するのがベストなタイミングと言えるでしょう。


ただし、この効果発現までの時間には個人差もあるため、治療していく中でご自身のベストなタイミングを把握するようにしていきましょう。

・服用の間隔

バイアグラには、50mgと25mgがの2種類があります。服用の間隔については、それぞれ「1日1回まで」となっています。服用間隔は必ず守りましょう。服用の量や回数を自己判断で変えたりすると、重篤な副作用につながる可能性があります。容量や効き目について変更する場合は、必ず医師と相談のうえ行うようにしましょう。

・食事の影響

バイアグラは食事の影響を受けやすいED治療薬です。特に油分の多い食事の影響は大きくなります。
そのため、基本的には空腹時に服用するようにしましょう。もし食事を取ってしまった場合は、食後2時間以上を空けてから服用するようにしましょう。これは、一般的に、食後2時間で胃の内容物は消化されるとされているからです。

・アルコールとの関係

意外に思われる方も多いと思いますが、バイアグラは特別アルコールとの相互関係はありません。つまり、バイアグラの服用とアルコールの摂取を併用しても問題ありません。一般的に適量のアルコールはリラックス効果をもたらすと言われていますので、心因性のEDなどの患者様については良い効果をもたらす場合もあります。


しかし、量については気をつけてください。バイアグラの有効成分には血管拡張の作用があります。そのため、アルコールの効きが早くなり、自分で意識していないうちに酔いが回る可能性があります。適量を守り、大量の飲酒は避けるようにしましょう。

バイアグラの副作用と禁忌

バイアグラには基本的に安全なED治療薬です。しかし、いくつかの副作用も存在します。また服用出来ない「禁忌」や併用が不可能な「併用禁忌薬」も存在します。服用のタイミング以上に、重要なルールですので、必ず守りましょう。ご不明な点や、ご自身で判断の出来ないことは、必ず処方の際に医師に確認するようにしましょう。

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副作用

  • 血管拡張作用によるほてり
  • 血圧の上昇
  • 軽い頭痛

禁忌

  • 低血圧の方、または治療による管理がなされていない高血圧の方
  • 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞などを最近6カ月以内に治療した方
  • 心血管障害などにより、そもそもの性行為が不適切である方

併用禁忌薬

  • 硝酸剤およびNO供与剤
  • アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)
  • sGC刺激剤(アデムパス錠)

・副作用について

バイアグラの服用に関して、顔や体のほてり・血圧の上昇・軽い頭痛などの副作用を生じる場合があります。これらはいずれも深刻なものではありません。有効成分による血管拡張作用がもたらすもので、アルコールを摂取した際の症状と同じようなものです。時間を置けば収まりますし、辛い場合は、市販の頭痛薬などを服用してもかまいません。

・禁忌について

バイアグラには、「低血圧の方」、「治療による管理がなされていない高血圧の方」、「脳梗塞・脳出血や心筋梗塞などを最近6カ月以内に治療した方」、「心血管障害などにより、そもそもの性行為が不適切である方」などについては、そもそも服用が禁止されています。バイアグラの効果が、これらの病気に深刻な影響を与える可能性があるためです。そのため持病をお持ちの方は、受診する際にそのことを必ず医師に伝えるようにしてください。

・併用禁忌について

バイアグラは、硝酸剤およびNO供与剤・アミオダロン塩酸塩(アンカロン錠)・sGC刺激剤(アデムパス錠)などの治療薬との併用が禁止されています。ご自身で判断することは危険ですので、必ず医師に相談するようにしましょう。EDの診療の際に口頭のみで伝えるのには不安が残りますので、持病のお薬を服用されている方は、「お薬手帳」を持参して医師や薬剤師に確認してもらうようにしましょう。

正しい診療と治療薬でバイアグラを効果的に服用

以上、バイアグラの服用に関する詳細のご説明でした。これらは、深刻な副作用を防ぐとともに、バイアグラの服用効果を最大限引き出すためにも必要なルールです。ED治療薬にはそれぞれ特徴やルールがあります。自己判断で服用していると、その効果が発揮されない場合もあります。診療を受けた際に医師から説明された内容を守って、安全に服用するようにしましょう。