マスターベーション（自慰行為）の仕方によっては、早漏になってしまう可能性があることをご存じでしょうか？世の多くの男性にとって射精行為というのは習慣化されたものだと思います。そのため、誤った方法で続けていると、早漏の症状を悪化させてしまうことがあるのです。詳しくご説明したいと思います。
早漏になってしまうマスターベーション（自慰行為）と改善の仕方
包皮を使ったマスターベーション
仮性包茎の人の中には、包皮を上下に動かす包茎マスターベーションを行う人も少なくありません。
ローションを使わず簡単にできますが、亀頭部分への刺激に慣れていないため、過敏性早漏と呼ばれています。性感帯に少しでも物理的な刺激が加わると、射精が起こりやすくなるのです。
そのため、この状況を改善するためには、日々の自慰行為でペニスの亀頭や竿の部分を刺激することが必要です。ローションで亀頭を刺激したり、いつもより少しきつめに握って竿を刺激したりするなどしてみましょう。慣れるまでは無理のない範囲で行いましょう。
力を抜いたマスターベーション
お尻の筋肉を脱力し、開いてリラックスした状態でマスターベーションをすると、骨盤底筋と言われる個所の周りの筋肉が弱くなります。骨盤底筋は、ペニスへの血流に関する役割を持っているので、勃起力に影響があります。弱ってしまうと正常に射精することが難しくなり、半勃ち状態で射精するようになってしまい、勃起力を弱めることになります。
勃起力と早漏は密接な関係があり、加齢とともに骨盤底筋の衰えにより射精のコントロールが難しくなるため、早漏になりやすいと言われています。通常のマスターベーションの際に、お尻を締めてペニスを持ち上げるように力を入れる行為を自然に行っている方は問題ありません。
しかし、リラックスしながら行う人は、日常のマスターベーション時に意図的にお尻に力を入れて締めることで、自然と骨盤底筋周辺の筋肉が鍛えられ、勃起力がアップし、早漏防止につながります。スクワットなどの下半身の筋トレを取り入れると、ED症状全体の改善にもつながります。
弱すぎるマスターベーション
普段行うマスターベーションを弱い力で行っていると、実際に性行為を行った際に刺激を強く感じてしまいます。そのため、射精が早まってしまい、結果として早漏状態に陥ってしまいます。射精を遅らせるために、力加減を意図的に抑えている方は注意が必要です。
もちろん無理に強い力で行うのも、男性器が傷ついてしまうのでよくありません。弱すぎず強すぎず、実際に性行為の際に感じる刺激と同じくらいの感覚を意識して、マスターベーションしてみましょう。
過度に興奮するマスターベーション
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、興奮で交感神経が優位になると射精が起こりやすくなります。マスターベーション中に行為に没頭し過ぎてしまい、呼吸が荒くなったりするなど過度な興奮を繰り返すと、交感神経が優位になります。
そのことにより、すぐに射精してしまう早漏の状態になりやすくなってしまいます。興奮すること自体は決して悪い事ではありません。特にEDなどの治療を行っている方は、あまり深く悩み過ぎないことが重要です。簡単に言えば、興奮状態になることで交感神経が優位になってしまうことが早漏の問題点なのです。
そこで、射精の際は過度な興奮を抑え、副交感神経を優位にすることを意識してみましょう。通常のマスターベーションの際に、口から深く息を吐き、鼻から深く息を吸う深呼吸（ボックス呼吸法などと呼ばれています）をすることで、脳がリラックスし、副交感神経が優位になります。
早く終わらせようとするマスターベーション
時間が無い場合など、短時間でマスターベーションを切り上げてしまうようなやり方です。短時間であること自体は問題ないのですが、それが癖になってしまうと少々厄介です。日常的に短時間でのマスターベーションを繰り返していくうちに、脳がそのことを記憶してしまいます。すると射精までに至るで神経の伝達が早まってしまい、実際の性行為の際に我慢することが難しくなってしまいます。
これを改善するためには、射精するタイミングを意識するようにしてみましょう。自分が性的興奮を覚えやすいシチュエーションや、射精しそうになるタイミングで意図的に射精を我慢し、意識する習慣を重ねることで、早漏になりづらいマスターベーションが出来るようになるでしょう。
ただし、あまり故意に射精を遅らせることを続けていると、それはそれで別タイプの早漏になってしまう可能性があります。ほどほどの力加減を意識してください。
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