サビトラ(Savitra)はレビトラジェネリックの1つで、インドで製造されています。有効成分はレビトラと同様の「バルデナフィル」ですが、日本国内では未承認となっていますので、医師の処方によって入手することは出来ません。ではどこから入手するのかというと、インターネット通販などで購入する方法になります。

サビトラ(Savitra)に関する詳細な解説からなぜ未承認のジェネリック薬が世界中に流通しているのかなどについて詳しく解説したいと思います。

サビトラ(Savitra)の詳細について

サビトラはED治療薬であるレビトラと同様の「バルデナフィル」を有効成分とする、レビトラのジェネリック薬です。インドのサバ･メディカ社(Sava Medica Limited.)で製造されており、世界中で流通しています。

サビトラ(Savitra)の詳細一覧

製薬会社	サバ･メディカ社(Sava Medica Limited.)
有効成分	バルデナフィル
生産国	インド
国内承認の有無	国内では未承認

サバ･メディカ社(Sava Medica Limited)について

サバ･メディカ社(Sava Medica Limited.)は2003年に設立されたインドの製薬会社です。インド西部にあるマハーラーシュトラ州に本拠地があります。インドだけでなくカナダやウクライナなどの旧独立国家共同体の国々の他、アジア、アフリカなどグローバルに事業を展開しています。インドは様々なジェネリック医薬品の一大製造拠点となっていて、様々な製薬会社がED治療薬のジェネリック薬を製造しています。

サビトラ(Savitra)を服用することのリスク

世界的な製薬会社が製造しているにもかかわらず、日本国内では未承認の非正規治療薬となっています。日本の厚生労働省に承認されるためには、安全性が認められるための臨床試験などのデータが必要です。サビトラをはじめとするインド産のジェネリック薬は、このようなデータがそろっていないため、安全が担保出来ないことから国内では未承認の非正規ジェネリックED薬となっているのです。

日本で承認された正規のED治療薬を購入するには、必ず医師の処方が必要です。この際、サビトラのような未承認のED治療薬が処方されることはありません。その主な入手経路はインターネットを通じた個人輸入などになります。ネットで購入すれば診療も処方もいらず、価格も安く手に入ります。あまりリスクなどを考えない方が購入しているのです。

しかし、ネットで購入する非正規のED治療薬には多くの危険が潜んでいます。大手製薬会社４社が共同で行った調査によると、インターネットで流通しているED治療薬のうち、その55%以上が偽物の偽造薬であったという報告があります。これは、効果が無いだけならまだマシで、中には重篤な副作用の危険があるような薬も多く存在します。

サビトラもまた同様で、価格の安さ・処方が不要というメリット裏には、大きなリスクもあることを覚えておいてください。

未承認薬では国の救済制度を受けることが出来ない？

国内で承認済みの治療薬を服用して、万が一健康被害にあっても、国による救済制度を受けることが出来ます。「医薬品副作用被害救済制度」と呼ばれる制度で、治療費や仕事が出来なかった期間の補償を受けることができるため、安心して薬を服用することが出来るのです。

しかしこのサビトラのように日本の厚生労働省に承認されていない治療薬は、安全性が担保されていないため、この救済制度を受けることが出来ません。つまりは何があっても自己責任となってしまいます。価格は安くとも、健康被害と天秤にかけるにはあまりにもリスクが高いと言わざるを得ません。

サビトラなどの偽造薬の見分けるポイント

実際に、何年も前からこのような海外製の非正規未承認偽造薬の被害は見逃せない規模になってきており、WHO（世界保健機構）も警鐘を鳴らしています以下に、WHOが提唱している「偽造医薬品の見分け方に関するポイント」をご紹介します。

万が一、サビトラなどの海外製の医薬品を服用する場合は参考になるかと思います。ただし、このような安全性が担保されていないED治療薬を服用することはしないことが大前提です。

• パッケージの状態
• パッケージ記載内容のスペルミス、文法の誤り
• 製造日と有効期限の記載が外側･内側のパッケージでも同様か
• 薬の変色、劣化、異臭がないか
• 明らかに安すぎる価格設定の薬

これらの点は、偽造薬を見分ける一つのポイントです。しかし、素人の方が見分けるには巧妙な作りになっているものや、そもそも偽造薬であるリスクを考慮せずに服用している方も多くいます。ED治療薬を服用して起こった死亡事故などは、このような偽造薬が原因であることも多々ありますので、少しでも怪しいと感じたら絶対に服用しないようにしましょう。

サビトラ(Savitra)は未承認の非正規ジェネリック薬です！安全な正規品のレビトラジェネリックを利用しましょう

以上、インド産の未承認レビトラジェネリックであるサビトラ(Savitra)とその服用のリスクについてご紹介しました。前述の通り、価格は安価ですがその安全性には疑問が残ります。何よりも、日本の基準で安全性が承認されなていないというのは、大きな判断ポイントでしょう。

これまではオリジナルのレビトラの供給不安定が、未承認ジェネリック薬の人気の背景としてありました。しかし、2020年から日本国内でも正規のジェネリック薬の製造が解禁され、このような危険な ED治療薬を医療する意味もありません。わずかな価格差で健康被害を受けるリスクをとることは、どう考えても割に合いません。レビトラのジェネリックは信頼のおける正規製薬会社の正規ジェネリック薬を利用しましょう。