ここでは、パートナー目線のEDについてのお話をご紹介します。EDに悩むのは、男性だけではありません。そのパートナーの方も同様に、深く悩み解決策を模索することになります。よく聞くお悩みとしては、男性がEDになってしまった場合、そのパートナーの方が「自分に原因があるのでは・・」と考えてしまうお話があります。相手のことを思いやっているからこそのお悩みだと思いますが、互いに遠慮しているままですと、なかなか解決できない問題でもあります。理解しづらいEDや男性の気持ちなどを見ていきましょう。
実は以外に多い日本のED患者数
現在の最新の調査で、日本人男性の潜在的なED患者数は約1800万人以上いると推測されています。これは40代以上の成人男性の約3人に1人が該当する数字です。いかかでしょう?おもったよりも多く感じたのではないでしょうか。この数字は、90年代後半に最初に行われたEDに関する調査結果よりも大幅に増加しており、今後のその傾向は強まると予想されています。
特に大きく増加しているのが、「若年層のED」です。通常EDは年齢層が高くなると患者数も増え、その原因も身体的なものが多くなります。しかし近年増加している若年層のEDでは、精神的な要因が多く見受けられます。ストレスを感じる事の多い現代社会の波が、ED患者数の増加に関係しているのかもしれません。
このように、万が一お相手の男性が方がEDであったとしても、それは特別珍しいことでもなく、パートナーの方の責任でもありません。まずは落ち着いて、前向きに改善していきましょう。
単純に勃起しなくなるだけではない
EDの症状についてのイメージを尋ねると、ほとんどの方が「男性器が勃起しなくなる」という状態を思い浮かべるのではないでしょうか。EDとは勃起不全のことですので、当然このような状態もEDですが、それ以前に「以前よりも硬さが失われた」「昔は複数回できていたのに今は出来なくなった」などの症状もEDと言えます。
性行為の途中で勃起状態が解除されてしまう、いわゆる中折れもEDの一つです。このように、完全に勃起しなくなるような深刻な症状の前には、必ず何らかの軽度な兆候が見られるはずです。また、ED自体が何らかの体の疾患の1症状として現れる場合もあります。特に生活習慣病やメタボリックシンドロームと深刻な関係性がありますので、少しでも異変を感じたら、まずは専門の医療機関を受診してみましょう。
関係性を崩さないために大事なこと
彼氏や旦那さんがEDになってしまった場合、重要なのはそこからの対処方法です。不安から感情的にならず、以下のことが重要となってきます。
自身を責めないようにする
女性の場合多いのが、この考えに至ってしまう方です。「彼氏や旦那さんがEDになってしまったのは、自分に原因があるのではないだろうか」といった考えや、「自分の魅力が失われたことで、性的興奮を覚えることが出来なくなってしまったのかも」とうような考えです。
特にお互いがなかなか本音で話しあえずに、推測で気持ちを推し量ってしまう場合に、このような結論に至ってしまう方が多いのです。EDは自分を責めても解決するものではありません。過度に思い悩まず、まずはしっかりと心開いてコミュニケーションをとるように意識して行きましょう。
EDに対する正しい理解
男性だけでなくパートナーの方も、まずはEDに対して正しく理解するようにしましょう。EDは特別な病気でもなく、生命に関わるような疾患でもありません。メカニズムも分かっていますし、治療薬を服用することで確実に改善することが可能です。
SNSや個人ブログなどで情報収集をすると、個人の方の主観も多く入っている情報ばかりになります。すると、冷静に正しい情報を知ることが難しくなり、結果として誤った対応を取ってしまうことになります。可能であれば、しっかりとした文献や論文を調べたり、彼氏や旦那さんが医療機関を受診している場合は、その話をゆっくり聞いてみるようにしましょう。
彼氏や旦那さんを責めない
自分を責めないことと同様に、彼氏や旦那さんを責めないことも重要です。特に、これまでの信頼関係を壊してしまうことが一番危険です。EDになったことで、相手の浮気や夜の遊びを疑って責めたり、自分に対する態度の変化などを疑って責めてしまうことです。
誰も悪くないのに関係性が破綻し、別れてしまうことほど悲しいことはありません。一番つらいのは当事者である本人ですので、相手を責めず、お互いの気持ちをしっかりと理解しあうように心がけましょう。
そもそもなぜEDになるの?
彼氏や旦那さんの悩みに寄り添ったとして、そもそもなぜEDになってしまうのでしょうか。原因として主なものには、大きく分けてまず「心因性(機能性)ED」「器質性ED」の2つがあり、さらにその2つが合わさって原因となる「混合性ED」というものがあります。
心因性(機能性)ED
いわゆる精神的なストレスやトラウマが原因となるEDです。日々の仕事やプライベートでのストレス、妊活などによるプレッシャー、過去の性体験などのトラウマなど、メンタルの部分が大きく影響します。比較的若年層の男性でも発症しやすいED症状です。
器質性ED
勃起に関わる神経の伝達・血管の流れ、ホルモン分泌などの不良によって引き起こされるEDのことです。いわゆる生活習慣病と呼ばれる、高血糖・高血圧・高脂質などの状態がEDを進行させてしまいます。身体機能の衰えによって自然に勃起力自体が落ちてくることに加え、高齢になるほどこれらのリスクは高まります。
混合性ED
心因性と器質性の2つのEDが混在して発症するEDの症状です。原因が多岐に渡ってくると、1つの対策でだけでは解決が難しく、様々な他の疾患なども考えられるため健康へのリスクも深刻です。自己判断は危険ですので、しっかりとした専門の医療機関を受診し、医師と相談しながら総合的な改善を目指しましょう。
ED治療薬で安心安全に治せます
精神的な要因の解決や生活習慣の見直しなどは、いわば根本原因の地道な改善です。しっかりと、時間をかけて行うことで、少しづつその効果があらわれてきます。
ですが、ED自体に直接効果があり、且つ即効性も高いものとしてED治療薬による治療があります。有名なバイアグラなどの治療薬を処方し、性行為前に服用することで高いED改善効果が見込めます。薬の種類や個人の体調によって差はありますが、確実な効果を期待できるため、上記のような根本原因の改善と並行して治療薬の服用もお勧めします。
治療薬には様々な種類があり、また後発医薬品であるジェネリック薬も多数の製薬会社から販売されています。そのため、安心で安全に治療を行うことが可能です。
薬名 | バイアグラ | レビトラ | シアリス |
作用機序 | PDE-5を阻害する | PDE-5を阻害する | PDE-5を阻害する |
有効成分 | シルデナフィル | バルデナフィル | タダラフィル |
特徴 | 知名度No.1でありマイルドな効き目が人気です | 水溶性の性質で、その即効性の高さが人気です | 効果の持続時間の長さが支 持されて世界シェアナンバーワンです |
効果持続時間 | 約5時間 | 約5時間~10時間 | 約24時間~36時間 |
服用間隔 | 24時間以上 | 24時間以上 | 24時間以上 |
しっかりと相手に寄り添い乗り越えましょう
EDを原因としてパートナーとの関係性が破綻してしまうことは、悲劇としか言いようがありません。
性行為におけるEDは非常にデリケートな問題です。そのため、対応が遅れてしまうとより深刻なメンタルや身体の不調に繋がる可能性もあります。まずはお互いの気持ちをしっかりと話合い、正しい知識と改善方法を共有するようにしましょう。相手の辛さに寄り添い、受け止める寛容さを大事にしてください。
正しく理解した後は、専門の医療機関にお任せください。トータル駅前クリニックでは、患者様やそのパートナーの方の辛さに寄り添い一緒に治療に取り組んでまいります。ED治療薬の処方については診察料は無料で、初診料・再診料もともに無料です。どんなことでもまずはお気軽にご相談下さい。