バイアグラのジェネリック薬であるぺネグラ(Penegra)についてご紹介します。バイアグラジェネリックとはいうものの、海外製で国内では未承認のED治療薬です。多くのEDジェネリック薬の生産で有名なインドで製造されており、服用については危険と言わざるを得ません。日本国内で処方されることはありませんが、インターネットなどで流通しており、安易に入手しないように注意しましょう。
ぺネグラ(Penegra)ってどんな薬?
ペネグラとはバイアグラのジェネリック薬(後発医薬品)であり、インドのザイダス・カディラ社(Zydus Cadila)が製造・販売を行っています。世界中に流通していますが、日本国内では承認されておらず、医療機関や専門のクリニックで処方されることはありません。
そのため、入手する方法としてはインターネット通販などを通じた個人輸入などに限定されます。日本国内で承認されていないのは、日本の許認可の基準を満たしていないからです。この辺りは、後述致します。
製薬メーカーについて
ぺネグラ(Penegra)はインドが本社である「ザイダス・カディラ社(Zydus Cadila)」という製薬メーカーが製造しています。国際的な医薬品メーカーであり、日本でも2014年までは医薬品を販売していました。現在日本からは撤退しているものの、多くの国々で医薬品の販売を行っています。
日本国内のバイアグラジェネリックについて
では、日本国内で販売されているバイアグラジェネリックについてご紹介します。オリジナルの先発医薬品であるバイアグラのジェネリック薬(後発医薬品)が多数の製薬メーカーから販売されています。
有効性成分や効果もほぼ同様で、しっかりと日本国内での基準に適合したジェネリック薬ですので、安心して服用できます。
ほとんどが日本国内で製造されていますが、海外製のものもあります。いずれにしてもしっかりと厚生労働省に承認されているジェネリック薬ですので、安心・安全です。
バイアグラとバイアグラジェネリックの比較一覧
薬名 | ぺネグラ | バイアグラ | バイアグラジェネリック |
有効成分 | シルデナフィル | シルデナフィル | シルデナフィル |
国内承認の有無 | 未承認 | 承認済 | 承認済 |
製造国 | インド | 日本 | 日本 |
効果 | 勃起状態をサポート | 勃起状態をサポート | 勃起状態をサポート |
入手方法 | ネット通販など | 医師の処方のみ | 医師の処方のみ |
ペネグラ以外にも!海外製のED治療薬に潜む偽造薬の危険性
世界中に流通しているバイアグラジェネリックであるペネグラがなぜ危険なのかと言うと、それは偽物の偽造薬であるリスクが高いからです。ペネグラに限らず、海外製のバイアグラジェネリックは多くの種類が存在します。その中でも日本国内で承認されていないものは、偽造薬の可能性が高く、その安全性が担保できないことが理由です。
この偽造薬のリスクは他人事ではありません。大手製薬会社4社が共同で行った調査によると、インターネットなどを通じて流通しているED治療薬のうち、その55%以上が偽物の偽造薬であることが判明しました。偽造薬は効果が無いだけならまだマシで、深刻な副作用の危険性もあり、過去には実際に死亡事故なども起こっています。
また、海外製の未承認のジェネリック薬などを服用して健康被害にあっても、国による救済制度を受けることが出来ません。全て自己責任となってしまいますので、わずかな価格差で選択するにはあまりに大きなリスクと言えるでしょう。
なぜインドの製薬会社がおおいのか
当サイトでもいくつかご紹介している、リスクの高いED治療薬についてですが、その多くがインドで製造されています。これは、他の国と比べて医薬品の承認に関する規制が緩いためで、その緩さを突く形で様々な医薬品のジェネリック医薬品がインドで製造されているのです。
海外製の医薬品が全て危険という訳ではなく、日本の基準に照らし合わせて問題無ければ当然承認され、処方してもらうことができます。それが出来ないということは、やはり一定のリスクがあり、割安な価格もそのようなリスクの裏返しに他なりません。医師の処方なしに自己判断で医薬品を服用することは本当に危険なので、絶対にやめましょう。
偽造医薬品の見分けるポイント
実際に、何年も前からこのような海外製の未承認偽造薬の被害は見逃せない規模になってきており、WHO(世界保健機構)も警鐘を鳴らしています。実際に外箱や個別包装にバーコードを記載して、流通経路を正確に把握する取り組みなども行われています。
以下に、WHOが提唱している「偽造医薬品の見分け方に関するポイント」をご紹介します。万が一海外製の医薬品を服用する場合は、一つの参考にしてください。もちろん、未承認薬などは利用しないことが大前提です。
- パッケージの状態
- パッケージ記載内容のスペルミス、文法の誤り
- 製造日と有効期限の記載が外側・内側のパッケージでも同様か
- 薬の変色、劣化、異臭がないか
- 明らかに安すぎる価格設定の薬
海外製の未承認バイアグラジェネリック薬は危険です
以上、海外製の未承認バイアグラジェネリックとして有名な、ペネグラ(Penegra)についての解説でした。ED治療に関して詳しくない方は、価格の安さや処方が必要ない気軽さにひかれて、インターネット上で流通している海外製ED治療薬などを検討しがちだと思います。ですがその危険性について知ると、非常に危険な行為であることがお分かりいただけると思います。
トータル駅前クリニックでは、診療費は無料で、患者様のご負担はお薬代のみです。価格も安価なジェネリック薬を多数用意しておりますので、安心して服用できます。医師の診療があるのも安心ですね。
待ち時間無くすぐに処方できますので、お気軽にご来院ください。